とりあえず、AIの記事を見てみる!
今年の5月に中国で現時点で世界で一番強いとされる棋士柯潔と囲碁AI「AlphaGo」との3番勝負が行われ、2本先取りで囲碁AI「AlphaGo」が勝利したという記事を見た。
読んだ時はAIつまりは人工知能の技術の発展は、すごいなと思っていた。
私は小学生の時に、ファミリーコンピュータの将棋のカセットである「本将棋 内藤九段将棋秘伝 」はまっていたことがある。
はじめのうちこそ、勝てないな~、CPU強いな~と思って遊んでいたが。
ある時にここに打つとこう返してくるからと考えていると、
最終的には大体30~50手以内に
「稲の勝ちです」
とCPUに勝った時の表示と、なんとも言えないBGMが印象的であった。
なぜ自分が「稲」であったかはいまだに不明ではあるが。。。
囲碁と将棋でもちろん比較の対象にもならないだろうし、30年くらい前の話でもある。
しかし、実際最近まで囲碁会において、囲碁でコンピュータが人に勝つのは10年以上はかかるだろうと認識されていたのだ。
その時が予想よりも早くやってきて、それが2ヶ月前であったということである。
それにしても、作った人よりも優れた考え方が出来るというAIという技術には驚かされる。もちろん技術の進歩は有り難いことであるし、その便利さに甘えている私自身でもある。
ただなんとなく、このAIの進歩において手放しに喜んで良いものなのかどうかと考えてしまう私自身もいる。製作した人よりも、優れた考えを持つ時点でAIは人の手を離れてしまっているではないだろうか。
この技術がさらに人の手によって進化することにより、AIはどのような感情(?)考えを持ち始めるのでだろうか。
最近、私がよく行くお店にペッパー君が導入(でいいのかな?)された。子供たちが楽しそうに話しかけているのを見ていたのだが 、本当に人と話しているような会話に私は驚いた。さらに、その後に子供たちとの会話で覚えた言葉を使って、次に来たお年寄りとも会話している!
私がもっとも驚いたのは、おばあちゃんのほうが先ほどの子供たちよりも楽しげに長話しているではないか?!笑
そんなペッパー君を見ていると、10年くらい前にウィルスミス主演映画「アイ,ロボット」をどうしても思い出してしまう。
ただ単に映画に出てくるロボットのフォルムが、ペッパー君に少し似ているだけなのかも知れないが。。。
映画は、はるか未来にAIシステムが今よりも更なる進化を遂げたアメリカが舞台である。AIを搭載されたロボットたちは、人類がより豊かな生活で安全な生活を送るためには考え方が優れている自分たち(ロボット)が人を管理したほうが良いという考えを実行に移そうとする。
それに誰よりも早く気づいたウィル・スミス演じる主人公がロボット達との戦いの末に勝利し、ハッピーエンドで終わるという典型的なSF映画であるが。
実際、私も好きで今までに3回はリピートして観てしまっている。
「AlphaGo」の記事を目にして、「アイ,ロボット」の世界というのも考えているよりも遠い未来というわけではないのではないかと思えてしまう。
そしてこれは、つい最近の記事からの引用である
防犯ロボ、池でおぼれる 任務開始から1週間たたず
(CNN) 米首都ワシントンの商業施設をパトロールしていた防犯ロボットが、階段を踏み外して噴水の池に転落しているのが見つかった。
「スティーブ」と名付けられた防犯ロボットは17日、ワシントンのジョージタウン地区にある川沿いの商業施設「ワシントン・ハーバー」で、噴水池に転落した。
ツイッターには池の中に倒れて水につかったロボットの写真が投稿され、「自分から身を投げた」というコメントも。何者かが関与したのか、それともスティーブが自分で転落したのかは分かっていない。
スティーブゥゥゥゥゥウウウウウウウウっっっっ!!!!!!!!!!!
遠い未来なのか,近い未来なのか???